側弯症は治るのか?大人の側弯症との正しい付き合い方

姿勢・体の仕組み

導入

「昔から背骨が曲がっていると言われていたけれど、大人になってから急に痛みが強くなってきた」
「色々なところで側弯症だから仕方ないと言われ、痛みを諦めている」
当院には、こうした大人の側弯症による慢性痛でお悩みの方が多く来院されます。結論から言いますと、大人になってからでも「痛みは確実にコントロール可能」です。諦める必要はありません。

側弯症には「2つの種類」がある

側弯症による痛みを治すために、まず知っておくべき事実があります。背骨の曲がりには大きく分けて2種類あるということです。

1つは、思春期などに多く見られ、骨そのものがねじれて変形してしまう「構築性側弯(特発性側弯症など)」
もう1つは、大人になってから日常生活の癖や筋肉のアンバランス、痛みをかばう姿勢などが原因で背骨が曲がってしまう「機能性側弯」です。

子供の頃から構築性側弯がある方が大人になって痛みを訴えるケースもありますが、当院に来院される大人の側弯症の多くは、この「機能性」の要素が強く絡んでいます。そして、皆さんが感じている「痛み」の本当の原因は、骨の変形そのものではないことがほとんどなのです。

痛みの原因は「骨」ではなく「偏った筋肉と関節の悲鳴」

骨が曲がっていると、その周辺の筋肉や関節は、倒れそうな身体を必死に支えるために四六時中パンパンに緊張し続けます。
つまり、痛みの正体は「骨が曲がっていること」ではなく、「曲がった骨格を支え続けている筋肉の過労」と、「一部の関節にだけかかり続ける異常な負担」です。

てて整骨院の「生体力学に基づく」アプローチ

当院では、構築性の変形を無理に真っ直ぐにするような、危険で痛みを伴うバキバキとした施術は一切行いません。
私たちが着目するのは「骨盤帯の正中化(身体の中心軸を整えること)」です。

手技療法で骨盤の傾きを整え、背骨一つ一つの関節が「本来あるべき自然な動き」を取り戻すようモビライゼーション(関節の動きを滑らかにする技術)を行います。

体幹強化で「自分の筋肉のコルセット」を作る

関節の動きを整えた後は、その負担の少ない状態を維持するために、インナーマッスル(体幹)を強化します。
外側からのマッサージや手技だけでなく、自分の内側から背骨を支える「天然のコルセット」を作り上げることで、側弯症特有の疲労感や局所的な痛みを根本から防ぐことができるのです。

最後に

「曲がっているから痛い」は半分正解で、半分間違いです。
正しい関節の動き(生体力学的なアプローチ)と体幹の強化があれば、側弯症があっても痛みに怯えることなくアクティブな生活を送ることができます。一人で悩まず、ぜひ当院の専門的な評価を受けに来てください。


【参考文献】
1. Everett CR, Patel RK. “A systematic literature review of nonsurgical treatment in adult scoliosis” Spine (2007)
(※大人の側弯症による痛みに対し、骨の変形そのものではなく、運動療法などの保存的アプローチ(機能的改善)が有効であることを示したシステマティックレビュー)

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